SRIの自然言語スピーチ認識ソフトウェアは、世界で初めて大手企業によって実装され
ました。1996年にチャールズ・シュワブ コーポレーション(Charles Schwab & Co., Inc.)によって電話による株式取引に採用されたのです。SRIは、この技術を商業化するためにマーケットリーダーのニュアンス・コミュニケーションズ(Nuance Communications)をスピンオフさせました。同社は旅行予約、商品注文、銀行業務などに向けたアプリケーションを開発しています。
SRIのダイナスピーク(DynaSpeak®)とエデュスピーク(EduSpeak®)という自然言語の会話認識技術は、様々な製品やサービスで使われています。例えばDynaSpeakエンジンは、イラクコム(IraqComm™)会話の翻訳システムとして使われました。IraqCommはイラク駐留の米国軍と共同で開発された、英語とアラビア語(イラク方言)の会話を双方向で翻訳する機械です。
EduSpeak会話の認識ツールキットは、言語学習のアプリケーション(例えば第二言語としての英語、またはESLなど)や他の教育・トレーニング用ソフトウェアの開発者向けに特別設計されています。